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2006年2月

2006年2月11日 (土)

「旧交」

        岩国市    会員     横山 恵子

 テニスを通じての友人たちと離れて、10年余り過ぎた。その友人の一人が昨年、ご主人の定年で故郷の松山に帰られたので先日、千葉・大竹・岩国に住む私たち3人が訪れた。

 バリアーフリーの新築の家で、昼食をごちそうになり、夜は4人で道後のかんぽの宿に泊まった。鍋料理に舌鼓を打ち、露天風呂に入って、ゆったりとしたひとときを過ごした。

 近況報告から世界情勢まで、うれしかったこと、つらかったことなどを話しているうちに、目頭が熱くなったことも。心許せる友との語らいに、夜の更けるのも忘れた。

 目標を持って頑張っている彼女たちを見て私自身、仕事をしているからという理由での怠け心を反省した。

 翌日、愛媛県内子町の内子座などを案内してもらった。日本古来の落ち着いたたたずまいが続いているところだなと思っていたら、「日本の道100選」と書かれてあった。

 どこを案内しようかと悩まれたのであろう。二人の心遣いがうれしかった。心も体もリフレッシュできた。私たちもこんなふうに、自分の時間を持てる年になったんだなと思う。

 気持ちよく送り出してくれた夫と「行かれるときに行っときんさい」と行ってくれた母に感謝したい。

   (2006.02.11中国新聞「広場」掲載)

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