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2006年8月29日 (火)

「食は信頼関係の一歩」

   岩国市     会員    横山 恵子

 食事の大切さは分かっているが、現実は食事を抜いたり、不規則だったりという人は多いと思う。大人にとっては健康を維持するために、子どもは将来にわたる体づくりの基本となるのが食事だと思う。

 お金を出せば何でも手に入る時代だが、好きな物ばかり食べていれば、将来の生活習慣病が心配だ。カルシュウムが不足すればイライラしやすくなる。キレやすい子は食事にも問題があるのではないか。

 そう思うと、あらためて食の大切さを感じる。日々の献立に頭を痛めることもあるが、家族の健康のため、なるべく手作りを心掛けている。

 あれは息子が小学校の時、宮島遠足から息せき切って帰るやいなや、「お母さん、弁当おいしかったよ。やっぱり手作りは、おいしいね。A君がシカに弁当を食べられたから皆で分けてあげたんよ」との言葉に、ささやかな幸せを感じた。

 自分のために一生懸命作ってくれたと思うことから感謝の気持ちが生まれるのではないだろうか。その日々の積み重ねが、親子の信頼関係を築いていくと信じたい。幼いころ母が作ってくれた物を懐かしく思う。食は親から子へと受け継がれていくものだと思う。
    (2006.08.29 中国新聞「広場」掲載)

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