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2008年5月12日 (月)

「コメ作り、ありがとう」

   岩国市  会 員   安西 詩代

 ナスの苗を植えようと、車で13分の山あいの小さな畑に出掛けた。5月の山は、ふわふわと新緑が優しく,ウグイスの声、山あいを渡る風が心地よい。

 周りの田んぼでは、田植えの準備が始まっていた。あぜ道の草を刈り、田を草とともに掘り起こす。何回も肥料を入れて耕し、山からの水を引く水路を整える。鏡のような水面にするには大変な準備がいる。

 田植えをしても稲刈りまでは、まだいろんな作業がある。人間の力の及ばない台風被害など収穫までの過程を考えると、ご飯を残したとき、「バチが当たるよ」と言っていた母の言葉が、よく分かる。

 何事も労力に見合った収入がないと、それを続ける活力がなくなる。安心で安全な農作物を食べることができ、それを励みに農業を続ける人がいてこそ、日本人が生きていける。

 他の国への多大な依存はやめよう。政府は生産者の活力を高めて、食料自給率を上げる政策を早急に決めてほしい。作物が育つには時間がかかる。一朝一夕にはできない。

  (2008.05.12 中国新聞「広場」掲載)

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