「母という性」
岩国市 会 員 沖 義照
東京にいる息子が出張で広島まで来た。泊まりに来るという電話が昼過ぎにかかってきた。
さあ大変。家の片付けに大掃除に布団干し。夜8時、1年ぶりに帰ってきた。妻は久しぶりに腕をふるった料理を並べる。
息子の前には、私の2倍はあろう大きなステーキと2人前の握りずしが置いてある。それを黙って全部ぺろりと平らげた。満足そうな妻。飲めない父子が、少しのワインで乾杯をする。
結婚して子供もいる息子に対してもなお、妻はかいがいしく尽くす。母という性は、息子が帰ってくる度、日ごろ私には見せない無償の愛を今でも与え続けている。
(2008.12.11 毎日新聞「はがき随筆」掲載)
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コメント
藤河さん、お久しぶりですがお元気そうでなによりです。
いつも拙いエッセイを読んでいただきうれしく思います。1度我が家へお越しください。コーヒーを一緒に飲みませんか。
投稿: ロードスター | 2008年12月22日 (月) 16時19分
12\11 毎日のはが隋筆読まして頂きました。 岩国エッセイも時々見ています。
何時も素晴らしい事柄を美しい文章で表現され感心するばかりです。
私も学校で国語の勉強をして置けば良かったと残念に思います。
投稿: 藤河 健 | 2008年12月22日 (月) 15時35分