「まゆこ」
岩国市 会 員 稲本 康代
「真悠子ちゃん」。母の日にコウノトリが連れて来てくれたわが家の6番目の孫である。生まれた瞬間、感激の中で対面した両親が、まるでカイコのまゆのようだと思ったそうだ。そして「まゆこ」と名前が付いた。
一昼夜の陣痛の苦しみは地獄であったが、解放されてわが子の顔を見て母親になった娘は号泣したという。
なかなか子宝に恵まれず、半ばあきらめかけていた時に授かった赤ちゃん。その娘の心情を思うと無事出産を知らせる電話口で私も泣いた。
久しぶりの赤子の世話はてんやわんや、どぎまぎの連続である。でも寝顔をあかず眺めたり、ほんわか笑えばうれしがり、泣けばまたかわいいと、一日があっという間に過ぎて行った。
新米ママは3時間ごとの授乳や世話に振り回され、夜はぐったりだ。倒れ込むように横になっている。手助けする私に「3人もよく育てたねえ」と、あらためて感謝してくれた。
1ヵ月近く、わが家で過ごし、母親の胸に抱かれ、「真悠子ちゃん」は広島へ帰って行った。これからは、真悠子ちゃんと新米ママ、パパさんとの3人の生活がスタートする。心からエールを送りたい。
「新米ママ、頑張れ!」。そして時々、顔を見せに帰ってきてね。
(2009.07.03 中国新聞「こだま」掲載)
| 固定リンク


コメント