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2010年10月31日 (日)

「父からの絵手紙 元気もらう」

   山陽小野田市  会 員   河村 仁美

 80歳を過ぎ肺気腫を患っている父の楽しみは絵手紙だ。この時季はおいしい秋みーつけたとばかりに、次々と絵手紙が届く。「秋の宝石キラキラ」のブドウ。「どかんと秋」では、はがきいっぱいにダイナミックに描かれたナシ。今治市に住む父の絵手紙をながめていると、ふるさと愛媛を思い出し、私の心は満腹になり、元気が出る。

 今年の初め、体調を崩し絵手紙を描く気力を無くした父。気休めにコンテストへの応募を勧めた。それが、まさかの審査員特別賞。80歳で手にした賞状に描く気力がよみがえった。ほくほくのサツマイモの絵手紙には「好きなときにちょっと描く。その日の気分でのびのびと。気楽な心が味のある絵にしてくれる。思いついた言葉をそえて」の文字がある。

 最近は、母の「これだけ描けるんだから、ぼけてないよ」の言葉に励まされ、描き続けていると聞いた。父には病気に負けないで、これからも感動いっぱい、感激いっぱいの絵手紙を届けてほしいと願っている。

  (2010.10.25 愛媛新聞掲載)

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