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2010年10月17日 (日)

救出に命の重み思う

   岩国市  会 員  吉岡 賢一  

 チリの鉱山落盤事故で、地下に閉じ込められた作業員が、 一人また一人とカプセルで引き上げられた。 

 地獄の底て神や仏に守られ、人間の英知による救出作戦で33人全員が助け出されたことは、まさに世界中の拍手喝采を浴びる値打ちがある。 

 救出された一人は「これからまた何があってもに正面から立ち向かっていける。決して神は私を見放さないと信じていた。われわれを救うために偉業を成し遂げてくれる人たちがいると、私たちは確信していた」と述べている。

 生きることに対する執着、生への飽くなき挑職の姿勢は、いつの世も神仏はお見通しであり、必ず味方してくれる時が来る。大きな力を授けてくれると信じている。

 つらさの向こうに見えるほのかな明かりを信して、いま一度命の重みを思い起こし生き抜くことの尊さに思い至るとき、人間はひと皮むけるのだろう。

 生きていることは本当に素晴らしい。それもちょっと前向きになれたら、さらに素情らしい人生が開けるのだと思う。

  (2010.10.17 中国新聞「広場」掲載)

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