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2016年4月

2016年4月25日 (月)

朝と昼楽しんで計1万歩

       岩国市  会 員   林 治子

 月に1度通う病院で、主治医は、私が毎日つけている血圧手帳を見て問診を始める。「毎日歩いているようですね」。うなずく私を見て、「この調子でしっかり歩いてください」。先生の言葉がまた励みになる。

午前5時。桜が散っても朝はまだ寒いが、健康のため歩く人が結構いる。私は、大またで、速足で、と変化を付けながら歩き、1時間近くで7000歩。さすがに汗ばんでくる。昼からは朝とは別のコースで、時間に関係なく、散策するようにゆっくりと歩く。懐かしい人に会うこともある。愛犬がいた頃、犬の散歩でよく会っていた友人は、ヨタヨタと歩くワンちゃんを連れている。「急に年を取ったようでかわいそう。私たちも同じかも」と苦笑いする。

草花を眺めながら季節を感じながらの午後のウォーキングを合わせて、1日計1万歩を楽しんでいる。 

   (2016.04.25 読売新聞「私の日記から」掲載)

 

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2016年4月24日 (日)

菜の花

      岩国市  会 員   上田 孝

 

1週間ほど家を空けて帰った時、庭のプランターに菜の花が咲き誇っていた。「あの小松菜が?」。菜の花というのはアブラナの別称だと思っていたが、小松菜も花が咲けば菜の花になることを今回初めて知った。
 昨年の初冬に種をまき、間引きをしたり虫を取ったりと結構世話をやいた。その甲斐なく、葉っぱは食べるほどには成長しなかったので、ある時期からほったらかしにしていた。そういえば、出かける前には、とうが立って花の茎が伸びていた。結局この小松菜、食用にならず、観賞用として花瓶に生けられ家の玄関を彩ることとなった。

  (2016.04.24 毎日新聞「はがき随筆」掲載)

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2016年4月23日 (土)

孫 ロ ス

  岩国市  会 員   稲本 康代   

  孫の海くんが大学生となり我が家を出て、もう1カ月が過ぎた。
  いつも学校から帰ると、「晩ご飯は何?」「○○よ」と私。「よっしゃ」。その 会話から夕食の準備に取りかかるリズムがなくなり、何かさびしい日々が続く。  
 食卓に並んだ夕ご飯を食べながら「ママの味と違う」と言われ、私を不機嫌にしたことも幾度かあった。
 わずか2年間の、孫息子との同居生活であったが、男の子を育てた経験のない私に娘とは違う優しい雰囲気を、いっぱい味わわせてくれた。
 海くん、頑張れ!  
  (2016.04.23 毎日新聞「はがき随筆」掲載)

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2016年4月 9日 (土)

古 希

   岩国市   会 員   安西詩代

 69歳の誕生日を迎えた。めいが届けてくれたお祝いの包みを開けると、高野山でもらってくれたお札だ。「開運厄除 古希 安西詩代」と書いてある。
 「あら、私はまだ69歳よ」
 「高野山では数え年でいくので、69歳でなく70歳。古希です」
 「古希」という字が、今まで自分の年齢をあまり意識してこなかった私の胸に、ぐさっと突き刺さった。それと同時に、古希を祝ってくれる人がいることに喜びを覚えた。
 嫁からは「老人らしくない元気なお母さん、おめでとう」という意味のメールが届いた。おばあちゃんを6回も連呼している。「おばあちゃんを連呼して、私に老人を自覚させようとしているのでしょうけど、その手にはのらない (笑)」と返信した。
 近年、髪染めが面倒になった。白髪にしようと、4カ月間、髪染めをしていない。まだらの髪は、会う人それぞれが話題にする。「まだ早いわよ」 「5歳は年をとって見える」・・・。
 しかし、私の頑固な性格を知っていて、何回も会う友だちは「案外、いいよ」と言ってくれるようになった。見慣れたためか、言っても無駄と思うためかは分からない。
 「古くまれ」な年齢から、喜寿、傘寿、米寿と続くが、さて私はどの辺りで、おいとまとなるだろうか。

     (2016.04.09 中国新聞「こだま」掲載)

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連日の花見 幸せ実感

   岩国市   会 員   山本 一

 5日連続で花見をした。最初は3月30日、岩国市内の公園で趣味の会のメンバー十数人と。まだ三分咲きだった。翌31日は次女と2人の孫、わが夫婦の5人で錦帯橋へ。
 3日目の4月1日は別の会のメンバーと、やはり錦帯橋。次の日は、在職中の仲間約10人で昼すぎから午後9時まで。
 桜はほぼ満開となり、錦帯橋の屋外桟敷で人と酒と桜に酔う。
 5日目は最初と同じ市内の公園、近所のご夫婦と。満開だった。
 
五体のあちこちにきしみがあるが、5日間を振り返って小さな幸せを感じる。酒が何とか飲める。友がいる。桜をめでる心が残っている。
 話はおおむね健康のこと。そうでなければ思い出話だ。将来の夢の話はまずない。「逝くときはピンピンころり」と、一気に夢の先へと話が飛ぶ。
 2日目の5歳と1歳の孫相手の日は違った。先も過去もなく、眼前の無邪気さに心を洗われた。来年もまた、つかの間の桜に幸せをもらいたい。

   (2016.04.09 中国新聞「広場」掲載)

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2016年4月 7日 (木)

通学路で見守る成長

   岩国市   会 員   片山清勝

 家の前は通学路だ。毎日、元気に登下校する児童の姿を見ることが、日常生活の一部になっている。
 「おはよう」と声を掛けても、返事がままならなかった1年生が、しばらくすると、はっきりと返せるようになっている。
 ランドセルの黄色のカバーが少し色薄くなった分だけ、成長したことを感じさせる。
 児童に関わる事件や事故の報道が後を絶たない。学校から、メールで注意情報の連絡があると、めいから聞いている。
 そのようなことが、快活に登下校する子らに起きないことを願っている。
 インタビューで、「春休みは、どのように過ごしますか」と問われ、「交通事故と病気に気をつけます」としっかり答えた女子児童に感心した。
 春休みが終わると、それぞれ進級する。「また一つ成長への階段を上かってほしい」。そんなことを思いながら、新学期の登校を待っている。 

    (2016.04.07 中国新聞「広場」掲載)

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2016年4月 1日 (金)

目からウロコ

    岩国市  会 員   角 智之

好みのCDやMDが手に入ると車でも聴くため複製を作る。

 昨年、機器を新品に替えると、これができなくなった。家電店から説明を受けたが、やはりだめ。先日、オーディオ仲間から、自分で使うMDからCDへの複製について問い合わせてきた。

 思い余ってメーカーヘ電話した。電話機を片手に機器を操作する。やはりエラーが発生。すると、「これはコピー元が海賊版ですか……」と。このひと言で全てが解決した。著作権保護のため、最近の機器はコピーの信号を受けると、自動的にロックがかかるという。目からウロコの落ちる出来事だった。

 (2016.04.01 毎日新聞「はがき随筆」掲載)

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