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2016年7月

2016年7月30日 (土)

ヘルメットで安全に

   岩国市   会 員   片山清勝

 近くの小学校の学校便りに、「児童が自転車を運転するとき、ヘルメットの着用を義務化します」というお知らせが載っていた。
 指導の成果だろう、近くで見掛ける児童らは着用している。色彩も形も豊富なヘルメットを見ながら、児童はどんな気持ちだろうかと思っていた。
 その答えが、「けが防ぐヘルメット」として25日付のヤングスポットに載っていた。
  「ヘルメットをかぷっていると、事故にあっても、少しのけがですむかもしれません。安全のため、面倒くさがらず、年齢に関係なくかぷりましょう」と呼び掛けていた。
 ヘルメットは、保安帽や安全帽と呼び、保護具として重要な役目を担っている。現役の頃、これを着用していてけがにならなかった経験がある。
 今は夏休み。子どもらの行動範囲は広がり、自転車に乗る機会も増えよう。万一のときに、頭部を守ってくれるヘルメットをきちっと着用して、楽しく自転車に乗ってほしい。

    (2016.07.30 中国新聞「広場」掲載)

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2016年7月28日 (木)

一日の始まり

   岩国市  会 員   上田 孝

 我が家の夫婦の会話は、朝刊にある川柳の批評で始まる。二人が読み終えると、それぞれに気に入った句、面白くなくてどうしてこんなのが載ったのかと思う句について言い合う。

 
 カミさんは、すでに世の中で言われていることでも、うまく五七五に詰め込んだ工夫を評価する。私は掲載狙いではなく、経験に基づく自然体の句が好みだ。
 
 時には、面白いものとつまらないものの評価が正反対になる。そんな時には、長年一緒に暮らしていても笑いのツボは全く近づいていないんだなと改めて思い知る。
 
2016.07.28 毎日新聞「はがき随筆」掲載)

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2016年7月26日 (火)

郷土の大音楽家

  岩国市  会 員   角 智之

 

なつメロファンの仲間から往年の作曲家であり歌手の林伊佐緒のCD全集を借りた。
 明治45年生まれで、下関出身。昭和14年に出版社が作曲を公募した軍歌に1等入選しシンガー・ソングライターの草分けとなった。歌手の名前は知らずとも私たちの年代ならば作品を挙げれば思い出す人も多いであろう。自身が作曲して歌った「高原の宿」「ダンスパーティーの夜」は大ヒット。「銀座夜曲」「若い旅愁」などは代表作だった。
 山口県は高名な詩人や作曲家、歌手を輩出している。ルーツに触れてみるのも興味深い。
  (2016.07.26 毎日新聞「はがき随筆」掲載)

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2016年7月23日 (土)

頭に住むそろばん

     岩国市  会 員   林 治子

 シルバーの人たちの集まりに行くと決まって脳トレという項目がある。指の運動、数の計算、体操などなど。その日は司会者が数字を読み上げる。計算しながら、ふと思った。頭の中にいつの間にか、そろばんがあり、右手の指は膝の上で玉をはじいていた。
 終戦になり、片田舎の小さな村にもそろばん塾ができた。物珍しさもあってか生徒が大勢集まった。乗り気でなかった母を口説いて熱心に通った。そのおかげだと気づいた。ここで役立つとは……。ありがとう。
 遠くで「ご破算で願いましては」という懐かしい先生の声が聞こえるようだ。 
 (2016.07.23 毎日新聞「はがき随筆」掲載)

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2016年7月22日 (金)

父のそろばん

    岩国市   会 員   片山清勝 

 朝刊の「こだま」に掲載された杉山恒子さんの「赤いそろばん」を拝読した。そろばんを使いながら家計簿をつける楽しみが伝わった。わが家にも小さなそろばんがあったと思い出して探すと、引き出しから13桁で五つ玉のそろばんが出てきた。玉は少しくすんでいるが滑らかに動いた。
 父は、このそろばんを使い、夕食後に自治会の会計簿を付けていた。その任期の途中、50代半ばで急逝した。使われなくなった五つ玉を、古い物として何度も片付けようとした。そのたび、父が使っていたからと捨てきれなかった。しまい込んでもう50年になる。
 自治会の会計は、20代半ばだった私か引き継いだ。初めて会計簿を開いた時、字は上手ではないが、丁寧な記帳に驚いた。やるからには同じようにと、心を決めた。高齢の会長を補佐する一員として数年間務めた。
 そろばんは苦手だったので、愛用の電卓を使った。父も電卓を使ったなら、もっと早く帳簿付けができたろう、と考えたものだ。
  「郵便貯金80億円記念」と銘がある。問い合わせると、それは昭和16年ころという。父は地方の郵便局に勤務していたので持っていても不思議はない。
 丁寧に使ったのか作りがいいのか、ゆがみもなく、玉の動きも申し分ない。長さは20センチほどだが、父の仕事ぷりを伺い残すただ一つの品になった。
 昨年、父の五十回忌を済ませた。急逝から半世紀、赤いそろばんのおかげで久しぶり日の目を見た五つ玉、父の享年を大きく超えた私に驚いただろう。
 

     (2016.07.22 中国新聞セレクト「ひといき」掲載)

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2016年7月 6日 (水)

もうすぐ七夕

          岩国市  会 員   樽本 久美

 「あんたが藤原さんの娘さんか?」と偶然にも、父の昔を知っている人に出会った。会社で楽団を作り、そこで父はアコーーディオンを弾いていた。司会をしていた人が昔の老人ホームでの演奏や会社のパーティーでの面白い話を聞かせてくれた。私の知らない若い頃の父。  
 今は84歳。週3回デイサービスに通っている。5年前、私の願いを聞いてくれ「七夕祭りの会」で童謡や演歌などを弾いてくれた父。もう一度、父の弾く姿が見たい。最近はリハビリのために何回かデイサービスで弾いた。私も聞きたい父のアコーディオン。    
   (2016.07.06 毎日新聞「はがき随筆」掲載)
 

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2016年7月 3日 (日)

無灯火運転 防止策を

   岩国市   会 員   片山清勝

 国土交通省が、交通事故の死傷者を減らすため、新技術を活用した車の安全対策をまとめている。
 対策はライトの自動点灯の義務化、対歩行者用ブレーキ自動化の普及など数項目が挙げられている。
 いずれも人身事故防止には有効で、5年以内の実施を目指すようだが、一刻も早い実施を望みたい。
 その中で、ライトの自動点灯については、早期に実施できるのではないか。
 トンネル内の無灯火運転の多さには驚いている。卜ンネル入り口には点灯の表示があるのに守られていない。
 3月と5月に発生した山陽道のトンネル内の悲惨な事故は、ライトが直接原因ではなかった。しかし、無灯火でも同様の事故が発生しないとは言い切れない。
 周辺が暗くなっても点灯しない車にひやりとしたこともある。ライトを点灯し、自分の車の存在を知らせることが事故防止になる。装備で防げる事故防止策は、積極的に採用してほしい。

    (2016.07.03 中国新聞「広場」掲載)
       

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