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2016年10月 6日 (木)

新米の季節 眺め楽し

   岩国市   会 員   片山清勝

 近くの小学校のブロック塀の内側から、黄金色に実った稲穂がのぞいた。毎年この時期の散策の楽しみにしている。刈り取りが終わると、はぜ掛けで天日干しされる。
 私には米作りの経験はないが、毎年、妻の実家から届く新米で季節を味わっている。
 伝来の田んぼを守る義兄に感謝しながら、新米の味と香りを楽しむぜいたくは格別である。
 その新米の行き先がある。京都に住む孫はご飯が大好きで、帰省しても3食ご飯を食べる。そんな孫にお裾分けする。
 「秋の文化・体育行事や受験準備も頑張っている」と嫁が孫の様子を知らせてきた。新米を食べて思いっきり活動してほしい。
 昭和の半ばごろまで田や畑だった一帯は道路が新設され、次第に街の姿に変わり、稲穂は散策で見られなくなった。
 街中の小学校で続いている米作り授業は、日本の農業を引き継ぐ一助になると稲穂を眺めながら思う。

    (2016.10.06 中国新聞「広場」掲載)

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