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2017年1月

2017年1月23日 (月)

かなうならば

    

 岩国市  会 員   横山 恵子

 今年の正月、友と市内の三社に詣でた。3月並みの陽気故、どこに行っても大勢の人。順番に三拝二拍手一拝をする。神社も今が書き入れ時、次々とお守りを買う人の波、懐と相談して御神札を求めた。
 大きな黒板の前で友が「これに願いごとを書くんよ。いつもびっしり書かれているけど今日は空いているね。書こうや」。
 考えた末、書き終えると、えっ彼女も同じ「世界平和」。思いは一緒ってことかな。
 見渡せばテロは多発。先行きは不透明な世界情勢。望みはでっかく持ちたいが、まずは足元から一歩ずつやっていこう。  
      (2017.01.23 毎日新聞「はがき随筆」掲載)

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2017年1月18日 (水)

冬を耐える梅に希望

   岩国市   会 員   吉岡 賢一 

 妻の実家にある小さな梅林は、手入れを怠らなければ、毎年50~60の梅の実を収穫できる。その実は梅干しとなり、毎朝の食事に欠かさず添えられる。また芳醇な手製の梅酒となって、晩酌を楽しませてくれる。
 その梅林は今、小寒から大寒に向かう厳しい北風に耐え、霜に耐え、雪に耐えて、つぼみを少しずつ膨らませて、花ほころぶ春に備えている。それはまさに、受験生か志望校を目指して最後の追い込みに入った姿に似ている。
 そして「耐雪梅花麗」を座右の銘とする元広島東洋カープの黒田博樹さんの存在の大きさが、改めて胸に迫ってくる。25年ぶりのリーグ優勝をもたらしてくれたあの黒田さんでさえ、耐えに耐えて花開く時節を待つ時代があったという。
 人間誰しも耐えなければならない試練が、一度や二度は必ずやってくる。そんなとき「雪に耐えて咲く梅の花の麗しさ」に思いを寄せ、希望を持って日々を過ごせるのは、幸せなことなのだろう。 
 

    (2017.01.18 中国新聞「広場」掲載)

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2017年1月14日 (土)

楽しく気まま町歩き

   岩国市   会 員   片山清勝

 健康のために歩いている。そのお供は小さなデジカメに携帯電話と歩数計。
 家の前は小さなつじ。「小鳥が飛んでいった」 「何か大きな音が聞こえる」など、気のむくままに第一歩を決める。
 藩政時代の細い迷路の通りでは歴史を感じる。棟上げに出合うと、しばらく立ち止まって眺める。大きな張り紙があると止まって読む。知った人に出会うと立ち話になる。
 同じ通りも、歩く向きが逆になると景色が変わる。
 道沿い、公園の草木や、水鳥の様子などに四季の移ろいを楽しみながら歩き、写真も撮る。こんな気ままな歩きでも、健康面だけでなく、ブログや投稿の題材に出合える。
 写真は16年目になる孫新聞への風景写真としても使う。何かに関心を示す、これも健康維持に役立つ。
 公園の梅が咲き始め、春が近づいていることを教える。今年も無理をせず、楽しみながら、また、思いもしない出会いも期待して町を歩こう。

    (2017.01.14 中国新聞「広場」掲載)

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2017年1月10日 (火)

詫びと感謝と

  岩国市  会 員   吉岡 賢一  

  「一富士二鷹三茄子」。これは初夢の縁起物ベストスリーで、これらの初夢を見たら「必ず出世する」と大真面目に話してくれた父。気持ちの奥には「このような夢の力を借りてでも出世街道を突き進め」という暗示だったのだろうか。 
 残念ながら、そんないい夢は見ることもなく、父の思いにかなう出世もないまま、年だけはいつしか父を上回ってしまって迎えた初めての正月。幸いにして、親からもらった体は健康そのもの。
 僅かながら世のためになる生き方もできている。そんな感謝と報告を込めて、お灯明をともす。  
  (2017.01.10 毎日新聞「はがき随筆」掲載) 

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