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2017年7月21日 (金)

古い「てる坊」に祈り

   岩国市   会 員   片山清勝

 孫娘がなぜ晴れを願ったか覚えていないが、園児の頃に作った数個の「てるてる坊主」が、わが家に残っている。
 素材はティッシュペーパー。丸めて頭の芯にし、広げた2枚をかぶせ、首の所を輪ゴムで止めた簡単なものだ。孫にすれば一生懸命だったに違いない。
 私も、遠足や運勲会、祭りの日に晴れてほしい気持ちを込めて、てる坊を作った思い出がある。
 子どもの頃の雨は、しとしとと降る記憶が強く残っている。そんなことで、てる坊登場の場面があったのだろう。
 ところが最近の降りは変わった。降れば土砂降り大洪水、人命までも持ち去る降雨は異常だ。九州北部の豪雨で亡くなられた方のご冥福をお祈りする。
 豪雨は、優しい顔のてるてる坊主の力ではやみそうにない。
 わが家のてる坊は、かれこれ十数歳になる。京都住まいの孫は自転車で大学に通う。今は、安全のお守りとしてもう少し頑張ってもらおう。    
     
 (2017.07.21 中国新聞「広場」掲載)

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