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2018年6月 8日 (金)

写真の師匠

   岩国市   会 員   片山清勝

 昔、愛用していた写真用白黒フィルムの販売に幕が下りる。白黒は、1枚ごとに構図、絞り、シャッター速度を考え「赤色は赤と見えるように」とシャッターを押させた。撮るとプリントはカメラ店へ依頼した。デジカメと違い、それを受け取るまでの不安とドキドキ感、今では味わえない楽しみだった。
 納得の1枚も白黒写真はセピア色になる。それは過ぎた時間を懐かしむ思いが色彩になってにじみ出るように思える。
 写真は一枚一枚を丁寧に撮るごと、そう教えてくれたフィルムの教訓、デジカメに変わってもそれは生きている。

    (2018.06.08 毎日新聞「はがき随筆」掲載)

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